今日は不愉快だ…

ある会社が良い会社かどうかを考えるときに、「新卒で勤め続けている人がたくさん居ること」を指標にすることがある。学校を卒業後すぐ入社した人が定年まで勤め続けられることはいいことだ、という考え方だ。
私はこれは違うと思う。
問題は、新卒に限らず中途採用でもなんでも、「居るべき人が居て、居るべきでない人は居ない」ということなのだ。どんな社員でも長く居られればいいということは絶対にない。
そして、「居るべき・居るべきでない」が何で測られるのかというと、「会社の成長に貢献しているか」であって、「新卒採用だから」とか、「いい人だから」とか、「真面目だから」ではないのだ。
ここを間違うと、会社は成長していけなくなり、世の中の変化についていけなくなる。
会社はクラブ活動とか仲良し集団ではない。利益を追求することによって成り立っており、常に成長し続けていかなくては存続できない。これをベースとして考えれば、「新卒が勤め続けられること」を良い会社の指標にするのは間違いだというのは理解できるはずだ。
会社について語る時、プロパーがどうの、外様がどうの、プロパーに気兼ねして外様が思っていることを言えないだのというのは馬鹿げている。実に、馬鹿げているのに、そんなことばかり考えている奴が本当に多い。
本社のVPが力説していたが、「正しいことを正しいと言うべきだし、言ったことによって懲罰されることはないし、そんな会社に成り下がった覚えはない」。
でも現実は正しいことを正しいと言わずに、「そんなことを言ったら傷つく人がいる」なんて言っている。そんなことを言い続けて、会社がつぶれても、私は知らない。