『ペルソナ4』

1月からずっとリストラでしんどくて、ストレス満開なのだが、家に帰ると『ペルソナ4』をやっていて、ずいぶん気分転換になっている。

何がいいかというと、高校生たちがいい。純粋で素直で、ちゃんと反省するし、学ぶし、一生懸命だ。大人とぜんぜん違う。この高校生たちが成長していく様が面白くて、やっている。私としてはゲームをやっているというよりは、小説を読んでいるような感じだ。

この高校生たちを取り巻く環境は、けっこう悲惨。「田舎町に進出して地元民から白眼視されているスーパーの息子」とか、「姉を殺された弟」とか、「警察に目を付けられている不良」とか。自分には関係ないのに、周囲が好き勝手にレッテルを貼っていく。お節介もいいところなのだが、彼らはそれに負けず、強く成長していくのだ。

それって『中学生日記』みたいじゃん、キモチワルーと言われそうだが、そういう「クサさ」はあまり感じない。

『ペルソナ3』も同じように良くて、ピンクのワニの話で泣いたり、ラストで泣いたり、たかがゲームと侮るなかれ。そして『ペルソナ4』でも、やっぱり泣いているのである。

ゲームとしては良く出来ていて、ストレスがほとんどない。音楽も良い。ただロードが遅いのと、本体がカチャカチャうるさい。『ペルソナ5』はPS3で作ってほしいのである。